
年々、暑さが強くなってきている夏。
クーラーや扇風機に頼るだけでなく、健康な体と髪を維持するために、必要な栄養素を取ることを心がけることも大切です。
暑さによる体力消耗や脱水症状、日差しによる紫外線対策など、夏におすすめの栄養素と、それを含む食べ物をご紹介します。
1. 水分と電解質

夏は汗をかきやすいため、体内の水分とともに電解質(ナトリウム、カリウム、カルシウムなど)も失われがちです。
これらを補うことが大切です。
【食べ物】
- スイカ:水分が豊富で、カリウムも含まれています。
- きゅうり:98%が水分で、体を冷やす効果もあります。
- トマト:水分だけでなく、カリウムも豊富で、脱水症状予防に役立ちます。
- ココナッツウォーター:天然の電解質飲料として、ナトリウムやカリウムを補えます。
2. ビタミンC

紫外線が強くなる夏には、ビタミンCを摂取することで、肌を守るだけでなく、免疫力を強化することができます。
また、疲労回復にも効果的です。
【食べ物】
- オレンジ、グレープフルーツ:ビタミンCが豊富で、日焼け対策にも有効。
- パプリカ:赤や黄色のパプリカには、オレンジやレモンの約2倍のビタミンCが含まれています。
- イチゴ、キウイ:ビタミンCだけでなく、抗酸化作用もあります。
3. ビタミンD

夏の日差しを浴びることでビタミンDの合成が促進されますが、食事でも補うとより効果的です。
ビタミンDは免疫機能をサポートし、骨の健康にも重要です。
【食べ物】
- 鮭やサバなどの脂の乗った魚:オメガ-3脂肪酸とともに、ビタミンDが豊富。
- 卵黄:ビタミンDが含まれており、朝食にぴったり。
- きのこ(シイタケ、マイタケ):日光に当たるとビタミンDを合成します。
4. オメガ-3脂肪酸

夏は炎症が起きやすいため、抗炎症作用のあるオメガ-3脂肪酸を摂取すると良いでしょう。
これにより、日焼けや紫外線による肌ダメージの軽減が期待できます。
【食べ物】
- サーモン、イワシ、アジなどの青魚:オメガ-3脂肪酸を豊富に含み、抗炎症作用があります。
- 亜麻仁やチアシード:植物由来のオメガ-3脂肪酸も摂取可能。
5. 食物繊維

暑さによって食欲が減退することがありますが、食物繊維は腸内環境を整え、消化を助けるため、しっかり摂ることが大切です。
【食べ物】
- きのこ類:食物繊維が豊富で、暑い季節でも軽く食べられる。
- レタスやキャベツ、ほうれん草:これらの葉物野菜は、水分を多く含み、食物繊維も豊富です。
- 玄米や全粒粉パン:精製されていない穀物は食物繊維を多く含みます。
6. 抗酸化物質

夏の紫外線は肌の老化を進める原因になります。
抗酸化物質を多く含む食べ物を摂ることで、肌のダメージを防ぎ、アンチエイジング効果を高めることができます。
【食べ物】
- ベリー類(ブルーベリー、ラズベリー、アサイーなど):抗酸化作用が強いポリフェノールを多く含みます。
- 緑茶:カテキンが豊富で、紫外線による肌ダメージの軽減に役立ちます。
7. カルシウム

夏は暑さで体力を消耗しがちですが、カルシウムを摂ることで骨や筋肉の健康をサポートできます。
【食べ物】
- 乳製品(ヨーグルト、チーズ、牛乳):カルシウムを簡単に摂取できます。
- 小松菜やチンゲンサイ:カルシウムが豊富で、熱を加えても栄養が失われにくいです。
まとめ
これらの栄養素を意識して摂取することで、暑い夏を健康的に乗り切ることができます!
特に水分補給を忘れずに、こまめに摂るように心がけましょう。